REIONレポート
 Vol.3 – KYOTO STAR BAR

REIONの導入事例をご紹介する国内レポート第3弾は、京都・先斗町にある「KYOTO STAR BAR」。腕利きのバーテンダーが供するカクテルの数々、最高の居心地を求めて毎晩多くの人々が訪れています。屏風絵が印象的な店内でREIONをどのようにご使用いただいているのか、木戸孝治店長にうかがいました。

銀座の名店が京都へ
先斗町の小径でお出迎え

 京都市の中心地、華やかな歓楽街・木屋町と、情緒溢れる石畳の花街・先斗町を結ぶ五番路地へ歩を進めると、「KYOTO STAR BAR」のサインが見えてきます。国内外でその名を知られるオーナーの岸久さんが東京・銀座で営む「STAR BAR」の支店として2016年にオープンしたお店です。
 重厚な扉を開けると、ヨーロッパから取り寄せた天井装飾、壁に掛けられた大きな屏風絵が印象的。和と洋の要素が見事に調和した空間が広がっています。そして、ハイカウンター・ハイチェアが並ぶオーセンティックな雰囲気の銀座店とは一味違った空気が流れています。
「京都は着物をお召しのお客様も多いため、座りやすいローカウンターとローチェアで、余裕をもたせた設計になっています」
 そう教えてくれる店長の木戸孝治さんは、銀座のバー「OPA」で研鑽を積んだのち、「STAR BAR GINZA」へ移ったキャリアの持ち主。滋賀県出身で、いつかは帰省して店を持ちたいと考えていたことから、京都店の店長に抜擢されました。

味わい深い一杯と優雅な空間が
訪れる人の心を満たす

 京都の高級バーというと敷居の高いイメージがありますが、同店は一見さんも歓迎。幅広い年齢層のお客様が訪れているといいます。
「銀座店をご存じで、旅行や出張で京都に来られた際に立ち寄ってくださる方も多いですね。お食事の前に一杯飲んでいかれる方もいらっしゃいます」
 お客様にもっとも人気のあるカクテルは、スタア・バー全店共通の看板メニュー、ジントニック。透明の大きな氷がお酒とともにグラスに入ると、氷が消えたように見えるため、海外のお客様には”Ninja Ice”と親しまれているそう。そして、最初にお出しするチャームは、テット・ド・モワンヌというハードタイプのチーズが定番です。
「専用の器具で削るとカーネーションのような形になり、華やかで喜ばれます。おつまみは手で食べるものが多く、グラスを持つと手が濡れますから、バーにおしぼりは不可欠ですね」

REIONの静かな開閉音や庫内ライトが
落ち着いた店内にフィット

「KYOTO STAR BAR」にREIONが導入されたのは2017年。オープン当初は別のおしぼり庫を使用していたそうですが、スタア・バーの元同僚の方にREIONを勧められたことがきっかけで導入を決断されたということです。
 現在、おしぼりは厚めの白いタオルをレンタルし、1日30〜40本ほどを使用。タオルをサーブしやすい状態に整えてから、開店前にREIONにセットしているとのことです。
 おしぼりをお客様にお渡しするときは、直接手渡しが基本。おしぼりを傍らに置いておくトレーも添えているそう。夏場は冷たく、それ以外の時期は温めて。京都の夏はとくに蒸し暑いので冷たいおしぼりは喜ばれるそうです。開店準備と営業中では、モードを切り替えて調整していると木戸さんは話します。
「店内ではちょっとした音でも気になるのですが、開閉音が静かなので気に入っています。庫内のLEDライトも、暗めの店内で作業がしやすく、助かっていますよ」

お客様はバーテンダーの師匠
居心地の良さを追求していきたい

「お客様とのファーストコンタクトは、おしぼりを手渡すとき。その瞬間に歓迎の気持ちをお伝えしながら、お客様の表情や気分を読み取っています」
 木戸さんは、おしぼりを渡しながら「こんばんは、いらっしゃいませ」とあいさつなさるそう。紋切り型の「いらっしゃいませ」だけではなく、必ず「こんばんは」と言い添えるのは、緊張した面持ちでご来店されたお客様に歓迎の気持ちを伝え、和ませて差し上げたいという思いから。「居心地の良さ」を追求している同店のホスピタリティのもと、おしぼりの温度が意外と大事になってくるともおっしゃいます。
「ごあいさつをしながらおしぼりをお渡しして会話が始まる、という一連の流れをスムーズに進めたいんです。以前は、おしぼりが温まり過ぎてしまい『熱いっ』と会話が止まってしまうこともありましたが、REIONを導入してからは適温でご提供できるようになりました」
 バーの世界では「バーテンダーの師匠はお客様」と言われているそう。学ぶべきものはすべてお客様とのコミュニケーションの中にあり、さまざまなお客様にどれだけ接したかという経験値がバーテンダーを育てるのだそうです。最後に木戸さんはこう話してくださいました。
「京都店は空気がゆったりしていて、会話を楽しんでくださるお客様が多いのでありがたいです。来てよかった、また来たい、と思っていただけるように、おしぼりを手渡す瞬間から始まるお客様とのコミュニケーションを、丁寧に続けていきたいと思っています」